日本での準備


VISA申請

カナダ大使館のサイトhttp://www.canadanet.or.jp/i_v/index.shtmlを参照。

銀行

カナダの銀行Royal Bank of Canada http://www.royalbank.com/の開設が日本でもできます。オーストラリア・ニュージーランド銀行 http://www.anz.co.jp/top.html で手続きができます。http://www.anz.co.jp/open_acount/canada.html この時に送金も行えます。
口座ができていればモントリオールでの手続きが簡素化でき、シティバンクからの送金先口座を事前登録ができます。(日本に在住していないと手続きが出来ない)
シティバンクインターネットバンキングを使えるようにしておきましょう。送金先口座を日本に居るうちに事前登録することで、シティホンバンキングやインターネットバンキング「シティバンクオンライン」で海外送金を行うことが可能です。http://www.citibank.co.jp/cbol/download/index.html 手数料3500円. その他の日本の銀行もインターネットで使えるようにしておけば、
日本の銀行 <-> シティバンク-> カナダの銀行
の送金がインターネットで出来て便利です。特に為替レートの良い時に送金出来るのでお得です。
仕事で赴任するなら東京三菱UFJグローバルダイレクト 海外赴任者支援サービス http://direct.bk.mufg.jp/global/index.html も検討の余地があるかも知れません。
RBCの口座を日本で開設しない場合のカナダへのお金の持ち込みは、送金小切手を日本で作ってくるのが最も経済的と思われます。(金額の大小にかかわらず手数料2500円)

その他日本円をカナダドルにする方法
日本円をカナダドルにする際の手数料だけでなく、換金するタイミングも重要です。一週間で為替レートが数%変わってしまう事もしばしばあります。
(1)現金に両替
両替所により大きくレートが異なります。日本では8%程度の手数料、モントリオール空港の両替所では約10%、ダウンタウンでは3-4%の両替所が多いようです。カナダに入国しても困らないように(電話、飲料、タクシー、バスなど)、あらかじめ日本でカナダドルに換金して持っていた方が良いと思います。
(2)トラベラーズチェック
レートは1%程度。サインをしないと使えないので安全性も高いのですが、モントリオールでは使える所がきわめて限られています。(ホテル、観光地、銀行など) ホテル等で高額のお金を支払う時や銀行に振り込む時に使用すると良いでしょう。
(3)日本のクレジットカードで支払う
カードご利用日のレートではなく、各国の国際提携組織から決済センターにデータが到着した時点で、国際提携組織が指定するレートに、各社が定める海外利用に係わる事務処理経費を加算したレートで日本円に換算されます。
・ショッピング・・・換算レート+事務処理経費(1.63-2.5%)
・キャッシュサービス・・・事務処理コストはかかりません。別途キャッシュサービス利息(年率27.8%以内)がかかります
例:毎月の支払い日10日の方が11月1日にアメリカで300米ドル利用した場合
支払い日/12月10日 支払い額/計37,069円
・利用金額/300ドル×120円 =36,000円 ・利息/36,000円×27.8%×39日÷365日=1,069円
(4)日本の銀行カードで引き出す
銀行によっては海外でも使えるカードを発行してくれます。モントリオール街中のATMで現金を引き出せます。レートは3-4%。


電話

日本から海外に電話するのにIP電話がとても安くお勧めです。(電話代1/10以下 一分10円程度) 日本の実家等カナダに電話すると思われる所は是非IP電話にして下さい。またカナダに着いても直ぐにインターネットに接続が出来るようにローミングサービスが出来るように設定しておくのも良いでしょう。(詳しくは各プロバイダに聞いて下さい) カナダの電話プラグはRJ-11型で日本と共通のため、日本で使用しているコンピューターや電話コードはそのまま使用出来ます。
カナダに着いてから新たにブロードバンド契約をする事になると思いますが、開通までに時間がかかる事があります。(私は一ヶ月かかりました) しかしSECOND CUP(喫茶店)やEATON CENTERのフードコート(電車で行けるショッピングモールの項目を参照して下さい)などは無料の無線LANスポットですので、無線LANに接続出来るラップトップコンピューターを持参して行けば直ぐにインターネットに接続出来ます。
Skype、Microsoft messenger、AOL messenger(iChat), 等を利用すれば無料で(テレビ)電話が出来ます。日本に居るうちに設定し接続実験をしておくと良いでしょう。海外で日本のテレビをインターネット経由でreal timeに見る事も出来ます。http://www006.upp.so-net.ne.jp/locationfree/ その場合、あらかじめ日本での設置設定が必要になります。

保険

モントリオール(ケベック州)では医療費はMedicareでカバーされます。また任意および強制自動車保険も加入しなければいけません。それでカバーしきれない保険をカバーするにはGlobal Protection http://www.global-protection.co.jp/に入る方法もあります。アメリカ留学者は多くの人がこの保険に加入しているようですが、モントリオールへいらっしゃる場合ケベック州以外での病気や怪我、対人10万米ドル/1名、30万米ドル/1事故、対物2万5千米ドル/1事故以上の事故しか支払われないのでメリットは少ないように思えます。(モントリオールに来てから旅行保険に入れば家族で1年間100から200ドル程度)
モントリオールで強制的に健康保険に入らなければならない場合もあるので日本で保険に入る前に下調べをしましょう。たとえばマギル大学でポスドクをやる人はマギルポスドク用の健康保険に入る必要があります。またマギル大学で学生をやる人もマギルの国際学生健康保険に入る必要があります。
Medicareは薬剤費をカバーしません。2006年度より薬剤費をカバーする保険にモントリオールで入っていない人はケベック州の税金が500ドル以上高くなります。日本で加入した保険には適応されませんのでモントリオールでDrug Insurance Planに入れる場合は是非加入しましょう。
モントリオールで車を所有する可能性のある場合は、過去に保険を使用しなかったという無事故証明を日本の保険会社に依頼し作成(英文か仏文)しておくと良い。モントリオールの多くの保険会社は加入者が過去6年間に保険を使用したかどうかを確認するので、それを提出すると保険の掛け金が安くなります。

小包

郵政省では航空通常郵便、 エコノミー航空(SAL)、船便小包http://www.post.japanpost.jp/service/intel_service/ko_johken/33/33h.htm、国際スピード郵便(EMS)http://www.post.japanpost.jp/fee/simulator/kokusai/index.htmlの4つの送り方があります。通常はEMSが早く安いのですが、2004年にはcanada postのストライキや検閲の強化などがあり1ヶ月半以上かかり船便(surface)の方が早く着いた事もありました。内容品を詳しく書かないと日本に送り返されます。また単価や合計額を安く書かないと税金を取られる事もあるようです。 http://www.cbsa-asfc.gc.ca/E/pub/cp/rc4051/rc4051-e.html 荷物がなくなったり壊れたりする事もあるようなので、重要で無いものを出来るだけ安く送るのに使うと良いでしょう。船便(surface)が安く検閲も少ないようなので良いように思えます。
確実性を重視するなら日通 http://www2.nittsu.co.jp/rem/nhp/csp/r0010a.csp 等に依頼すると家から家まで確実に運んでくれるようです。 貴重品は機内持込み手荷物として飛行機で運びましょう。
服、下着は日本で買った方が安く品質が良いので(中国製であるのは同じですが)郵送費を考えても送っても良いと思います。炊飯器(約400ドル)やパン製造機もカナダで買うと高いので送っても良いでしょう。個人的に是非送っておいた方が良いと思われるのは小型の電動性の砥石です。こちらの刃物は質が悪くて直ぐに切れなくなります。

渡航

日本からモントリオールに来るにはアメリカの航空会社の方が安いのですが、アメリカ入国時のトラブルを避けたいのならエアーカナダhttp://www.aircanada.com/en/home.htmlを使う事になります。トロント経由とバンクーバー経由がありますがビザの手続き等で予想外の時間がかかる事がありますのでトロント経由がお勧めです。(トロント-モントリオール間は1時間毎に飛行機あり)

モントリオール地図

http://www.stcum.qc.ca/English/info/a-plans.htm からダウンロード出来るので日本に居るうちに印刷しておくと便利です。この地図はdowntownの観光案内所やごく稀に地下鉄の切符売り場でもらう事が出来ます。

研究留学の場合

英文で大学卒業証明、博士号証明書をもらっておきましょう。(大学にて) また該当する人は医師免許(厚生労働省または大学でも発行している所があるらしい)、認定医、専門医など資格英文証明などもらっておきましょう。これらはモントリオール研究施設での事務手続きに必要になる場合がある他、グラント申請にも必要です。
日本の厚生労働省に該当するカナダのCIHR(Canadian Institute of Health Research)のグラントは厳しくてあたる可能性は低いのですが、ケベック州マギル大学など他のグラントに応募する必要条件にCIHRの応募して落ちている事が必要ですので必ず応募する必要があります。 多くのひとはCIHRのFellowship Awardsに応募すると思いますがその中に Official transcripts of the candidate's graduate and/or health professional training, including proof of any degrees completed, in the original sealed envelope. CIHR will only accept an official student's copy of the transcript if submitted in the original sealed envelope from the institution. Certified true copies will only be accepted from institutions outside North America と書かれているので証明書発行施設の封筒も貰っておいた方が良いでしょう。証明書は2~3通もらっておきましょう。


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