コンピューター


日本からのコンピューター持込について

ラップトップコンピュータを日本から持ち込む事を強くお勧めします。日本の電源プラグはカナダでも使用でき(逆にカナダのプラグはやや大きく日本では使えない)、ほとんどのコンピュータは電圧も100-230V対応で使用可能です。(カナダは110V 60Hz)  コンピュータの値段もモントリオールと日本は大差なく、こちらで購入したソフトもほとんど動作すると思われます。特別な設定なしに英語と日本語が両方使用できるメリットは大きいです。またお蔵入りしている古いコンピュターがあればそれも持ってくる事をお勧めします。職場でコンピューターが支給されなかった場合に(盗難や破損覚悟で)職場に常備出来ます。こちらでは古いコンピューターも現役で動いています。(Windows98等) プリンターやスキャナーは日本より安く、付属品として付いてくるインクだけを単体で購入するのと大差ない価格です。また重いので送料を考えると日本から持ってくるメリットはあまり無く、モントリオールで買われた方が良いでしょう。日本語の印刷も問題ありません。(例1:CANON iP1500 80カナダドル, インクセット32カナダドル、例2:EPSON CX4600 100カナダドル, インクセット85カナダドル、2005.8.)


モントリオールのコンピューターショップ

もし、購入したい機種が決まっているならWeb上で安い通信販売の店を探して購入するのも良いと思います。新品のコンピューターを購入する定番としては、 FUTURE SHOPhttp://www.futureshop.com/

BEST BUYhttp://www.bestbuy.com/といった大きな量販店です。McGill大学関係者はMcGill Computer Storehttp://www.mcs.mcgill.ca/でも購入ができます。

その他コンピューター店もあり、値段は量販店と変わりません。品物によっては専門店の方が安い物も多数あります。私が時々行く専門店を紹介します。 CompuSmarthttp://www.compusmart.com/ Down townのLa Baieの近くにある。

EN GROShttp://www.bureauengros.com/ 文房具のチェーン店だがコンピューター用品も豊富。VIA鉄道のGare Centrale(モントリオール中央駅)構内にある。

Mac Ecolehttp://microboutique.ca iPodとMacintoshの専門店であるが、日本でもこれ程大きいのは少ない。値段も安く、修理、各種ハードとソフトのデモ、使い方の講義(フランス語)なども行ってる。2006年暮れにイートンセンター4階に支店がオープンした。その他支店がUQAMhttp://mbuqam.ca、Universite de Montrealhttp://micro2200.ca、Polytechniquehttp://micropoly.caにもある。


中古コンピューターショップも街中に散在してます。安価ですので職場で使うコンピューターが支給されていない場合は考慮しても良いでしょう。ただし自分でOSがインストール出来、メモリー増設やボード交換出来る程度の知識は必要です。


英語版コンピューターの日本語化

職場にあるコンピューター、モントリオールで購入したコンピューターで日本語の読み書きが出来る方法を記載します。ワードやメールソフト、インターネットエクスプローラー等で日本語が使用できます。ソフト自体は英語版で変わらず、メニューも英語のままです。日本語Windows用のソフトが動かない場合があります。

Windows Vista

Control Panelの Clock, Language, and Region の Change keyboards or other input methods を開きます。

Keyboards and other input languagesタブで Change keyboards...を押します。

Installed service で Add...を押します。

Japanese (Japan) + を押して展開し、Microsoft IME にチェックを入れ、 OKを押します。

英語より日本語を多用する場合は、初期状態を日本語入力状態にしておくと便利です。(Default input languageをJapaneseにかえます) Apply、OKを押します。

下部のバーにENマークが出て来ました。ここをクリックしてJapaneseを選んで下さい。


下部のバーの A マークをクリックしてHiraganaを選ぶとローマ字日本語入力が可能になります。 表示は あ に変わります。


Windows XP

Control Panelの regional and language optionsを開きます。
Languageタブで Supplimental Language suppportにあるInstall files for East Asian languageにチェックを入れてOKを押します。その後再起動。(このステップは過去に日本語のホームページ等を閲覧して、日本語フォントがインストールされている場合は不要)
Advancedタブで Language for non-Unicode programsからJapaneseを選びOKを押します。再起動。
英語より日本語を多用する場合は、初期状態を日本語入力状態にしておくと便利です。(Languageタブで Text service and input languageにあるDetails..をクリックして開き、SettingタブのDefault input languageをJapaneseにかえます。)

Windows 2000

Windows 2000のInstaller disc(もちろん英語版)を持っている必要があります。リカバリーディスクでは駄目です。またRestricted user権限ではインストールできません。職場では管理者に頼んでディスクを借りたりユーザー権限を変えたり必要があるかも知れません。
Control Panelの Regional Optionを開きます。

GeneralのLanguage Setting for the SystemでJapaneseを選択します。

Windows 2000のInstaller discを入れるように求められたら挿入します。ここで日本語フォントやカナ漢字変換ソフトが読み込まれます。再起動を求められてもまだしません。
つぎにInput LocaleのInstalled input localeでaddを押してJapaneseを追加します。Set as Defaultにする。

最後に再起動します。

Windows ME, Windows 95, Windows98, Windows NT 4.0

Microsoft Global Input Method Editors (IMEs)をインストールすれば日本語の読み書きが出来ます。 http://www.microsoft.com/windows/ie/downloads/recommended/ime/default.mspx
Office XPを使用していなければ Microsoft Global IME 5.02を、Office XPを使用していれば Global IMEs for Office XPをインストールします。ソフトをダウンロードする時に「Japanese - with Language Pack」を選択して下さい。

Macintosh OS-X

他言語対応ですでに日本語のフォント等がインストールされているので、表示方法に日本語を選び、入力方法にことえりを選べばOK。
アップルメニュー(一番左上のリンゴマーク)からSystem Preferenceを選びます。 さらに、Internationalを選びます。

左側のLanguages:に日本語が出てこなければ、Editを押してlanguage日本語のShowに印を付けてOKを押して前の画面に戻れば、今度は日本語が出てくるはずです。

Languages:の欄の日本語をクリックして押しっぱなしにすると矢印が手のひらに変わりますのでそのまま一番上に持っていって下さい。

Input MenuからKotoeriをOnにすると、日本語の入力が可能になります。


安全対策について

コンピューターの安全対策には1.盗難 2.故障 3.ウィルス 4.個人情報の漏洩が含まれます。

  1. 盗難

    ハードやソフトは再購入できますが、自分が作成した書類、メール、デジカメ写真などは取り返しがつきません。常にDVD-RやUSB メモリー(こちらではUSB keyと言う)、外付けハードディスクにバックアップを取る習慣をつけましょう。ラップトップコンピュータは盗まれ易いので、持ち歩くときは肌身離さず、家に置くときは目立たない所に隠しておきましょう。数十ドルしますが盗難予防のためラップトップコンピューターと家具とをつなぐワイヤーも売っています。車の中にコンピュータバックを置いておくのは短時間でも絶対避けましょう。(ATMに行っている5分間の間に窓ガラスを割られ盗まれた人がいるそうです)

  2. 故障

    コンピューターが起動しなくなる原因として、ハードが物理的に壊れる場合(特にハードディスク)とソフトがウィルスや不正使用などで壊れる場合があります。後者の場合コンピューターからハードディスクを取り出し、別のコンピューターに外付けハードディスクとして接続して重要データーを復活させた事もありますが一般的な方法ではありません。やはり常にバックアップを取っておく事が大切です。コンピューターはちゃんと終了し、途中で電源を切ったりリセットしたりしないように心がけましょう。

  3. ウィルス

    Windowsの場合アンチウィルスソフト、アンチスパイウェアーソフトは必ず入れておく必要があります。また常に最新のウィルス定義ファイル、Windows Updateをかけておく必要があります。職場のLAN回線(イーサーネット)に直接繋ぐ方が家からPPP(ADSL, 光ファイバー)で接続するより感染の機会が増えます。またアンチウィルスソフト、アンチスパイウェアーソフトで検出されなくてもコンピューターが遅くなったり頻回にクラッシュするようになったらシステムを再インストールした方が良いでしょう。アンチウィルスソフトでも検出できないウィルスが有るような気がします。知らない人からのメールは開かないようにし、余計なソフトは出来るだけインストールしないようにしましょう。また怪しいサイトやP2P(Winny)等も避けるのが懸命です。
    体験談を記載します。 職場のコンピューターがとても遅く頻回にクラッシュしていたのでシステムを再インストールしました。速度が5倍くらい速くなりまるで新品コンピュータのようになりました。Windows UpdateをかけるためLAN回線に接続した所、5分後にウィルスに感染した事を示すメッセージが誇らしげに表示され起動できなくなりました。まだアンチウィルスソフト、アンチスパイウェアーソフトはインストールしていませんでした。システムの再再インストールを余儀なくされたのは言うまでもありません。
    Macintoshは実質的にウィルスは存在しませんので安心している人が多いと思います。ちなみに無防備にMacintoshをウィルスが飛び交っているLAN回線に接続しても大丈夫でした。しかしながら用心を怠るのは危険で10年前にはMicrosoft OfficeのMacro virusがWindowsのみならずMacintoshにも感染した事があります。

  4. 個人情報の漏洩

    インターネットバンキングやクレジットカードによる通信販売購入はとても便利ですが、悪用される危険を常に考えましょう。 銀行のサイトに似せた偽サイトにうっかり騙されないようにしましょう。(なりすましサイト) 必ずアドレスは手入力か登録したブックマークからアクセスするようにし、メールや他サイトからのリンクで行くのは避けましょう。

    「フィッシング詐欺」:銀行等からのメールを装い、メールの受信者に偽のホームページにアクセスするよう仕向け、そのページにおいて個人の金融情報(クレジットカード番号、ID、パスワード等)を入力させるなどして個人情報を不正に入手する詐欺的な行為。phishingは、複雑化した(sophisticated)手法により個人情報を釣り上げる(fishing)ことから作られた造語と言われている。米国(2003後半-2004年前半)では、約5700万人がフィッシングメールを受信。フィッシングメールの受信者の19%(約1100万人)がサイトをクリック。受信者の3%(約178万人)が、個人情報を入力。フィッシングによる銀行とクレジットカード会社の被害額は、約12億ドル(約1200億円)。

    Windowsの場合はウィルスやスパイウェアーが知らず知らずのうちに機密データーを他人へ送信してしまう事があります。上記のようにウィルスの侵入を出来るだけ防ぐようにしましょう。職場のコンピューターではプライベート情報を扱うのは避けた方が良いでしょう。可能なら重要データ専用のコンピューターと普段使用するWindowsと別けた方が安心できます。


Windowsにおけるファイヤーウォール、アンチスパイウェアソフト、アンチウィルスソフト

CNETに良い記事を見つけました。(2006.4.7.の記事) 将来的にこの記事が参照不能になる事も予想されるのでその要点をまとめました。

同様なTidBITS記事(2006年4月17日)も見つけましたのでその要点もまとめました。

よく使われている無料ソフトについて記載します。その他日本語でのリストも参照して下さい。
avast! 4 Home Standard Edition
企業向けに有料サービスで提供しているモノを、ウイルスの被害拡大を重く見たこの企業が「ホームユーザー向け」と限って無料配布しているもの。 ただ、このソフトには不具合が報告されていて、Windows XP環境で、avast! を常駐したままシャットダウンすると、フリーズすることがある。(環境によっては起こらない。) その場合avast!の常駐を停止し、シャットダウン出来る
ソフトも利用すると良い。

Ad-aware Standard
企業が無料配布している日本語アンチスパイウェアソフト。

Spybot
無料アンチスパイウェアソフト。


Apple Service Centers in Montreal

Lile End
Inso
St. Laurant
i-technique
Plateau
B.Mac
South of downtown
Mac Clinic
Old Port
Mac 911
West Island
MicroServ



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