モントリオールガイドブック 冬の準備

加湿器

モントリオールの住居は全館暖房がほとんどで、日本のようにトイレや廊下が寒いことはまずなく考えようによっては過ごし易いともいえます。そのままでは湿度が10%程度まで下がってしまいますので加湿器は必需品といえます。加湿器には熱で蒸気を出すタイプ(Warm moisture)と単に霧を出すタイプ(Cold moisture)がありますが、熱で蒸気を出すタイプを選びましょう。冷たい霧を出すタイプでは、気化するさいに熱を奪い温度を下げる事と、水の中にカビがはえてそれが飛散し健康障害がおきることがある(アレルギー性肺炎:過敏性肺炎:別名加湿器肺)ためです。夜中に水がなくなってしまったり部屋を全部カバー出来ない事もあるので容量の大きいものがお勧めです。モントリオールの水道はカルシウム等が多く含まれている様で、蒸気を出すタイプでは月に1回加湿器を洗って蒸発しなかった鉱物を除く必要があります。

-30℃で歩いていると足が冷たくなってきますので耐寒性のある分厚い物が良いでしょう。また雪解け時には知らず知らずに水溜まりを踏んでしまうので防水性も重要です。気温が比較的高い時(氷が解け易いとき)は滑り易く、骨折する人もいるので注意しましょう。職場や友人宅、パーティ等では靴は履き替えます。

コート

こちらの人は雪の時でも傘をさしません。気温が低い時は雪が溶けないので家に入る前に払えば濡れないからです。(雪印マークの様な六角形の雪が見られます) おしゃれをしている人や毛皮をかぶっている人は見かけず、頭を覆うフード付きの防水コートをしている人が多いようです。(最初に耳が凍りますのでとても合理的なように思えます) 次に寒さを感じるのは太ももで、ももひきをしている人が多い様に思えます。

ウインドウウオッシャー液を-40℃以下の不凍液に変えましょう。さもないと噴射して窓ガラスに付いた瞬間に凍り、視界が失われます。こちらの車はほとんどがオールシーズンタイアで、道の除雪もいきとどいていますが毎日車に乗られる方は冬用タイアに変えた方が良いでしょう。

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