ガソリンスタンドにはセルフサービスとフルサービスのところが有ります。モントリオール市街地はセルフサービスが多いのですが、例えばケベックシティー等へ行くとフルサービスも結構有ります。セルフサービスの場合、何所のガソリンスタンドでも使い方はほぼ同じで液晶に出て来る案内にしたがえばOKです。
(1)まずエンジン停止を確認し、ガソリンの入れ口を開けます。
(2)液晶がフランス語表示で判りにくい場合Englishボタンを押して英語表示に変えます。
(3)Debits Card(Interact Card)カードまたはクレジットカードの磁気の部分を機械に通過させる。
(4)PIN(暗証番号)を入力 。OKを押す。
(5)口座を選ぶ。通常はChequing(決済用口座)。
(6)最大使用金額を入力。(通常は100ドル) OKを押す。
(7)ガソリンスタンドの割引カードを使用しますかと聞かれるので、通常はいいえを押す。
(8)給油ホースを取り、ガソリンを選択するように促されるので、そのようにする。(通常は一番安いガソリンで十分)
(9)ガソリンを入れる。
(10)給油ホースを戻すとレシートが印刷される。
(11)ガソリンの給油口の蓋をしっかり閉めましょう。
P.S [カードを受け付けないガソリンスタンドの場合、最後に会計しにレジへ行く。(給油記録がレジへ転送されている)]
ガソリンスタンドによっては洗車が出来る所が有ります。ガソリンを入れるときに洗車も選択するとレシートに洗車用の番号が印刷されます。洗車場の前でその番号を入力すると入り口が開いて中に入れます。中に入って車を止めると、水の噴射がやってきます。日本のようにブラシは使わず、汚れの落ちはいまいちです。車を始動して空気のカーテンの中を通り水をだいたい除けばおしまいです。誰もタオルで拭いてくれません。
タイア空気圧調整もセルフサービスです。まず目標空気圧を確認しましょう。ドライバー側のドアに書かれています。
クオーター2個(ダウンタウン)か1個(地方)を入れるとポンプが動き出します。
レバーを押さずにタイアの空気取り入れ口に先端を入れると空気圧を測ってくれます。
目標空気圧より低い場合、レバーを押すと空気の注入が始まります。時々レバーを放して空気圧を確認しましょう。ボーッとしているとかなり高い空気圧まで入ってしまいます。
こちらの車はオールシーズタイヤですので冬でもそのまま走行が可能です。冬用タイヤは超低温でも柔らかさを失わず、超低温時の制動距離がオールシーズタイヤより20%短いと言われています。その反面、乾燥路面や0度以上では逆にグリップ力は弱く、ブレーキが利きにくくカーブなどで横滑りし易くなります。冬に毎日車に乗る人は、秋と春にタイヤを交換しましょう。
雪に備えて、スコップ、雪降ろしワイパーブラシ、解氷剤等を常備しておくと良いかもしれません。
低温時はバッテリー性能が低下します。エンジンが始動不能になる事に備えて、古いバッテリーは交換しておくと良いかもしれません。
こちらでは雪を溶かすために塩を撒いています。そのため車が塩まみれになります。
前に走っている車などが塩や泥を吹き上げますのでウインドウウォシャー液は多用します。予備の-40度不凍液を車に常備した方が良いでしょう。
ウインドウウォシャー液が凍ったり使用不能になると視界が失われますのでとても重要です。
またヘッドライトやウィンカー、テールランプに塩がこびり付きますので、黄昏を迎えたら一旦車を停めて掃除しましょう。さもないとヘッドライトをつけても照らせず視界を確保出来ません。
急のつく行為は禁忌です。(急ブレーキ、急ハンドル、急加速) 雪道や凍結路に慣れていない人は初めは誰もいない駐車場などで感覚を身につけると良いでしょう。
日本とは大きくは異ならない。青信号の点滅は対向車の信号が赤であり左折の優先権がある事を示す。(日本では右折時に青い右矢印が出る信号に相当する)
車に常備すべきものとして、保険会社の証書、車の登録書(下図の様な物)があり違反すると罰金が科せられるので注意。
車に乗る人は運転手を含め全員、常にシートベルトをするように決められている。
身長63cm未満の子供はチャイルドシートに使用説明書に従って座る。
街中でバスが停留所から出る時は道を譲る。
下の標識は時間帯によりバスとタクシー専用道になる事を示す。
一時停止、右折左折時、歩道を横切るとき、歩行者や自転車が優先である。
バイクを運転する時は、ヘルメットを着用しヘッドライト点灯する。二人乗りは専用のシートと両側に足をのせる場所が設置されていれば可。2台のバイクにまたがったり、ジグザグ走行してはいけない。
無免許運転の場合、30日間車を差し押さえられる。保管料は所有者が負担する。
薬や血中80mg/100ml以上のアルコールで酔って車を運転するのは違反で、その場で30日間の免許停止となる。有罪が確定すれば1年間の免許取り消し、犯罪歴、罰金となる。場合によっては懲役刑となる。
ケベック州においては赤信号でも右折可能であるが、モントリオール島内と赤信号右折禁止の交通標識がある場合は不可である。以下の交通標識は7時から22時まで赤信号右折禁止を示す。
一本の実線、二本の実線は車線変更禁止である。実線と破線の二重線の場合実線側からの車線変更は禁止。
左折している車以外、右側から追い越してはいけない。
スクールバスが赤いライトを点滅させていたりストップサインを出している時は、追い越したり対向車として通過してはいけない。中央分離帯で区切られていない限りは5m以上離れて停止しなければならない。出発する前に赤いライトが点滅してなく、ストップサインが格納されたのを確認する事。
運転中にイアーホンやヘッドホンをしてはいけない。
レーダー探知機をつけてはいけない。
ケベック州においては制限速度はkm時速で表示されている。(マイルではない)
事故時:
ケベック州に登録してある車に乗っていて事故に遭って負傷した場合、ケベック市民と同様の補償を受けられる。
ケベック州登録でない車との事故は過失に応じた補償になる。
ケベック州の自動車保険はSAAQにより運営されており、負傷した場合のみの補償となる。事故時に少なくとも5万ドル以上を補償する保険会社の賠償保険に加入しなければならない。
事故で負傷したら:
1. 警察に電話(911)し事故報告書作成を依頼。
2. 急いで病院受診し、全ての負傷状況の報告書を作ってもらう。報告書はSAAQに送ってもらう。
4. 保険会社に損害を報告。
5. 事故を立証する全ての書類を保管する。
身体障害者用の場所に駐車した場合、罰金刑となる。
以上2005年8月現在配布中のHAPPY MOTORINGより抜粋
モントリオールの駐車取り締まりは頻繁に行われていて、数十ドルの罰金が課せられますので駐車場にとめた方が良いと思います。
パーキングメーターの使い方
1. 駐車した場所(アルファベットと数字)を覚えておく。
2. 近くの料金支払い機に行き(どこの場所でも良い)、駐車した場所(アルファベットと数字)を入力。
3. 料金を支払う。全ての種類の硬貨またはクレジットカードが使えるが、安全のため硬貨で支払った方が良い。この時に支払った料金の払い戻しはたとえ駐車時間が短くても出来ない。また時間延長するためには再び此処に来て同様の手続きが必要である。
4. OKボタンを押して確定する。
5. チケットを取る。チケットは車の中に置いておく必要は無く、持っていて良い。支払いは機械に記録されている。
a. 機械式パーキングメーターでは25セントと1ドルの硬貨のみ受け付ける。硬貨を1枚入れダイヤルを回すのを繰り返す。駐車可能時間は矢印により示される。
b. 電動式パーキングメーターではすべての硬貨を受け付ける。(2ドル硬貨は受け付けない場所もある) 硬貨は1枚ずつ入る。駐車可能時間は数字で表示される。(1:20 は1時間20分)
Montreal has three rate zones.
Zone | Rate |
Downtown | $1.50 per hour |
Intermediate zone | $1 per hour |
Peripheral zone | 50¢ per hour |
Chargeable periods are established to stimulate vehicle turnover during business hours.
Days of the week | Chargeable period |
Monday, Tuesday, Wednesday | 9 a.m. to 6 p.m. |
Thursday and Friday | 9 a.m. to 9 p.m. |
Saturday | 9 a.m. to 6 p.m. |
駐車禁止
駐停車禁止
上記の駐停車禁止標識と一緒に表示され、違反車両はレッカー移動される事を示す。
バス優先道路のため指定された時間は駐停車禁止
身体障害者用の駐車場。一般車両は駐車禁止。
近くに公共の駐車場がある事を示す。
以上2006年2月現在http://www.statdemtl.qc.ca/en/を参照した。